安全運行への取り組み

宮交観光は、お客様に安心してバス旅行をお楽しみいただくために、バスの安全運行に取り組みます。

  1. 安全向上に向けて、バス運行会社と連携し安全対策に取り組みます。
  2. バス運行会社の選定基準は安全を第一とし、法定基準並びに安全運行パートナーシップガイドライン(日本旅行業協会・全国旅行業協会・日本バス協会が制定【下段参照】)を遵守するバス会社を選定します。
  3. 日本バス協会会員以外のバス運行会社と取引きする場合も、前項のパートナーシップ・ガイドラインを遵守するように努めることとします。
  4. 法令で定めた1日のバス運転士の「拘束時間」及び「実運転時間」を遵守し、社内企画担当者への周知徹底を図ります。
  5. 1日の走行距離が法定走行距離を超過する場合は、バス運行会社に対して「交替運転士」を要請します。
  6. 交替運転士を必要とする場合は、バス社内に2座席を確保します。
  7. バス走行中はシートベルトの着用をお客様にお願いします。

安全運行パートナーシップガイドライン

一般社団法人 日本旅行業協会 / 社団法人 全国旅行業協会 / 公益社団法人 日本バス協会

平成23年6月10日

    1. 安全運行パートナーシップ・ガイドラインの目的
      この安全運行パートナーシップ・ガイドラインは、旅行会社と貸切バス事業者が、お互いの事業活動をする上で欠かすことのできないパートナーであることを理解し、その協力体制の確立により法令等を遵守し、安全で快適なサービスを旅客に提供することを目的とします。
    2. 法令等を遵守した旅行及びバス運行
      ①貸切バス事業者は、安全性の確保のための基準づくりやそれに基づく運行に努めます。旅行会社は、安全運行に努力している貸切バス事業者を利用することに努めます。
      ②行程作成にあたっては貸切バス事業者と旅行会社双方が充分な打ち合わせを行います。
      ③適切な運行計画を実現するため、旅行会社は貸切バス事業者に対して遅くとも2週間前までに行程表を提出します。また、行程に変更があった場合、旅行会社は速やかに貸切バス事業者へ報告します。
      ④貸切バス事業者の乗務員は、旅行当日に旅行会社から行程変更の依頼を受けたときは運行管理者に報告し、運行管理者の承認を受けてから行程の変更を行います。
      ⑤貸切バス事業者と旅行会社は行程表に基づき、乗務員用の適切な休憩・宿泊施設を確保します。

      法令等で定められている主な項目
      連続運転時間 4時間まで 30分以上の運転中断が必要
      (1回の休憩が10分以上であれば分割可)
      1日拘束時間 13時間まで(原則) 出庫から入庫まで
      1日平均乗務時間 9時間以内 連続する2日間の平均
      休息時間 8時間以上(連続) 現地宿泊の場合

      ⑥貸切バス事業者と旅行会社は、営業区域外運送を受注、発注しません。

    3. 安全な乗降場所の確保
      ①貸切バス事業者と旅行会社は、安全かつ周辺の交通に配慮した乗降場所を選定します。やむをえず路上等で乗降する場合は停車時間の短縮を旅客に呼びかけます。
      ②旅行会社は見学地等でバスを駐車させる必要がある場合は、貸切バス事業者と協力して見学地に近接する場所に駐車場所を確保するように努めます。
    4. 安全運行の徹底
      ①貸切バス事業者と旅行会社は、法定速度の遵守はもとより、安全を第一にして旅行行程(ツアー)を運行します。
      ②貸切バスの乗務員及び旅行会社は、旅客に対し、シートベルトの着用を徹底するよう呼びかけます。
    5. 安全管理体制の確立
      ①貸切バス事業者と旅行会社は、事故・故障・トラブルなどが発生した場合は旅客の安全確保を最優先して適切な対応をします。
      ②貸切バス事業者と旅行会社は、事故・故障・トラブルなどの緊急時における連絡先を明確にし、休日や深夜等の営業時間外であってもお互いに連絡が取れる体制を構築します。
    6. 貸切バスに係る運賃
      規制緩和による供給過剰、旅客の低価格志向等の要因で貸切バス事業者と旅行業者はそれぞれに課題を抱えています。お互いの立場を理解して、事業が健全に発達するよう努力します。
    7. その他
      各協会の会員以外と取引する場合も、このパートナーシップ・ガイドラインを遵守するよう努めることとします。

      以上